ピラフの答案

大学生が〜暇な時間に〜つらつら〜つらつら〜

Lv.13 フジコ・ヘミングさんのピアノコンサートに行ってきた

 お久しぶりです

 

2021/6/18(金) 大宮ソニックシティ大ホールにて開催された、フジコ・ヘミングさんのソロコンサートに行ってきました!

 

いまだに覚めない興奮・・・

この気持ちを記しておきたくて、今書いてます。

 

 

そもそもなぜフジコさんのコンサートに行こうと思ったかというと、

勉強中にクラシックピアノをよく聞くんだけど、YouTubeでクラシックピアノ詰め合わせみたいなやつを聴いていたらドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』という曲に出会いました。幻想的で落ち着いた雰囲気のあるその曲はとても集中できて、飽きるまでエンリピすることで有名な僕はLINE MUSICで一生聴いてました。

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5曲のうち、3曲もこの曲で占められてる(笑) 

ここでフジコ・ヘミングさんに出会いました

 

フジコさんについて調べてみたらびっくり、御年88歳!失礼極まりないのだけど、今のうちに見なければ、、と思って行くことを決めました。

 

と同時に、『亜麻色の髪の乙女』をいつか自分で弾いてみたい!という感情が沸き起こり、ピアノの練習を始めました。

 

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ハノンは元々家にあって、バイエルは先週くらいに楽器屋さんに行って買ってきた。

ネットをみると「バイエルはもう古い!」だの「ひと昔前のバイエル!」だのいろいろ書いてあったけど、もう買ったから見なかったことにした。やるなら基礎からでしょ!という気持ちとともにいつか『亜麻色の髪の乙女』を弾いてやるぞ、という気持ち。

 

そんなこんなでピアノ欲が募る毎日の中、まちにまった今日!

17:30開場なのだけど、16:10に大宮着いた(笑)

 

とりあえず会場に向かおうと思ったら、大量の警察と記者と野次馬

ちょうど今日は大宮駅のネカフェで立てこもり事件が起きていて(今は無事に犯人は捕まった。人質となった女性の方が心配...)、その道路を挟んだ向かいが会場だった。

 

こういったコンサートは初めてなので、とにかくマナーだけは気を付けようと。客席に入る前にスマホの電源はオフに。人が拍手を始めてから自分も拍手をし、デクレッシェンドを読み取り、すぐにやめる。身体を動かさない。とにかくこの3つを気を付けた。

 

気づけば18:30、開演。

ブザーが鳴り、しばらくして暗転。照明を消すと真っ暗で本当に何も見えなくなることに感心しながらも、ステージの照明が少し明るくなると、そこにはフジコさんがいた。下手から出てきて、間もなくステージ中央のピアノに到達する頃で、補助されながら一歩一歩ゆっくりと歩いていくその姿は印象的だった。客席に向かって一礼すると拍手に包まれて、やがてイスに座ると、思いの外すんなりと弾き始めた。

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この中では、ショパンの革命のエチュードノクターン第2番、ドビュッシーの月の光、モーツァルトトルコ行進曲、リストのラ・カンパネラといった超有名どころしか知らなかったけど、本当にあっという間だった。ただ、知らない曲に関しては、聴こうとしてもメロディが頭の中に入ってこないことが悲しくて、また次来るときはもう少し勉強してから行こうという気持ちになった。それでもリストの『ハンガリー狂詩曲』は初めて聞いたけど印象に残っていて、帰りの電車で何度も何度も繰り返して聴いた。

コンサートは"ライブ感"を強く感じて、今流れてくる音、そしてその後0.5秒間くらい留まって次の音とともにメロディを奏で、数秒後には消えている。0.5秒が連続で続いて一つの曲になっている感じがして、「今この瞬間の音を聴いている」という感じがした。常に「今」「今」「今」という感じ。伝わらないかもしれないけど、とにかくこの「ライブ感」こそが生演奏の醍醐味なのだと。

 

2階席の2列目、中央左寄りだったので、指先こそ見えないけどフジコさんが弾いている姿はしっかりと捉えることが出来た。スポットライトというのが不思議なもので、上から照らしているはずなのに、暗闇にフジコさんとピアノだけくっきりと浮かび上がるような、うーんこれこそ伝えるのが難しい、前の人の頭とか1階席とかも見えるから完全な暗闇ではないんだけど、遠くに浮かび上がってくるような、はっきりしていながらもぼんやりとしていて、不思議だなぁ、と思った。ここに生演奏のダメな部分が出ていて、少しでも雑念に気を取られると、メロディが一切入ってこない!これには何回か悩まされた。ライブ感をしみじみと感じているときもそう。ほんの少し音から気をそらすと音は一切入ってこなくて、自分の心の声ばかり聞こえ、ふと我に返ると、「あー、今完全に聴いてなかったよ、せっかく聴きに来たのに」と思うし、それこそがまた雑念なので、負のスパイラルに陥っていた。そうなってしまうのはやはり初見の曲で、だからあまり印象に残らないのかもしれない。ただ、知っている曲は概ね雑念なしで聞くことが出来た。と思う。

 

つらつら書いているから読みにくいとは思うんだけど、とにかく自分にとって今日という日は紛れもなく「非日常」であり「スペシャル」で、最高な気分。本当に2時間が一瞬で過ぎていった。終演してから4時間半が経った今でも余韻は続いているし、ステージ上の光景が思い浮かぶ。本当に良かったなぁ、また行きたい!

 

#フジコ・ヘミング

LV.12 2021

あけましておめでとうございます

 

12/31に「2020もっとやれたな」と後悔したので

2021はやりきる一年にしたいです

 

あと、痩せます

年末に久しい友人に会うと「なんか太ったね?」と言われることが多くて、「なんで髪切ったとか爪切ったとかそういう部分には気づかないのに余計なことには気づくの!?」と心の中の西野カナが震えていました

 

一世を風靡した西野カナから現代人は何を学んだのか。卒論にしようかな。

まぁでも、うすうす勘付いてはいました。そしてそれを確信に変えることができました。「そう言ってくれる友人の方がありがたいよ」と心の中の東野カナが言うと、「確かにね」と北野カナが言いました。

 

どさくさに紛れて言うと、前回のブログの続きは書きません。

前編・後編なんてするもんじゃないね、ただでさえ飽き性なんだから。

 

気が向いたらまたブログを更新します

2021よろしく!

 

 

南野カナ

Lv.11 いも

今週のお題 いも

 

イモ界日本支部ヒエラルキーは、トップにジャガイモがいて、次にサツマイモ、サトイモ、ナガイモだった。彼らは彼らなりに自分の位置を把握し、そこそこの生活を送っていたと思う。序列が低いからと言って虐げられることはなかったし、とある料理においてはなくてはならない存在だった。例えば、煮物にはサトイモが必要だし、ネバネバ系料理を作ろうものならナガイモは欠かせない。序列下位の彼らは必要とされることが嬉しいながらも向上心というものはなかった。というより、ジャガイモ、サツマイモの背中が遠すぎて距離を縮めようという考えがそもそもなかったし、今が幸せならこれ以上は望まなかった。

 

ある日、サトイモとナガイモがヒルナンダヨを見ていた。

「さぁ~!原宿にやってまいりました!こちらで大行列を作っているのは、タピオカミルクティーという飲み物らしいです!さっそくJKに話を聞いてみましょう!」

JK①「まぢ名前がかわいい~」

JK②「黒くて丸くてかわいい~」

JK③「タピオカしかかたん!!!」

JK④「このミルクティーの下品な甘さとタピオカのもちもちとした食感がマッチしていて、非常に斬新な飲み物だと思う。ミルクティーはもっと砂糖を減らして本来の味を引き出してもタピオカはその仕事を怠らないと思うし、そうすればJKだけでなく、JDや大人な女性にもウケるのではないだろうか。いっそ抹茶やウーロン茶などの様々なものに挑戦するのに加え、お好みでカスタマイズできるようにしたら商品の幅も広がると思うし、一過性のブームをより持続させることが出来ると思う。今後のタピオカミルクティーの展開に期待する。ちなみにタピオカというのはキャッサバが原料で、要はイモなので飲み過ぎると太ってしまう。逆にそこにビジネスを見出したい。」

 

サトイモ「いま、タピオカはイモっていった?」

ナガイモ「しかもキャッサバって言ってたぜ。キャッサバつったらよ、世界的に言えばジャガイモに次ぐイモだぜ。」

サトイモ「来週さ、イモ例会あるじゃん。キャッサバきたらどうする?w」

ナガイモ「やめろよ!w 、、、やめろよ、、、、」

 

一週間後

ジャガイモ「じゃあ例会始めよっか~、つっても雑談なんだけどなw」

サツマイモ「まあこのままでいっかーってもう何十年も経ってるからね(笑)」

サトイモ「現状報告ったって現状が変わらないですもんね!!!!」

ナガイモ「そうそう!!!現状!!!変わらない!!!!!」

 

そのとき、突然ドアが開いた。

???「ちぃーっす!w 例会ってここであってんすか?w」

ジャガイモ「誰だお前」

???「あ、オレすか?キャッサバっす!なんか芋っぽいとこで例会やってるんすねw 世界はもっとゴージャスだったけどなぁ~w まぁいいや、今日からヨロシクっすw」

サツマイモ「おい新入り、態度に気を付けろ」

キャッサバ「いやサツマイモがイキんなやw ジャガイモさんしか尊敬しねぇわw」

サツマイモ「世界は知らんけどな、ここじゃお前の居場所なんてねえよ。」

キャッサバ「それはどうかな~ ^^ ま、挨拶したんでもう帰りますわw」

サトイモ・ナガイモ (あわわわわわ...)

 

翌日

サトイモ「ちょっとやばいな、、」

ナガイモ「あいつ入ってきてから俺ら一言も話せなかったな、、」

サトイモとナガイモは頭を抱えた。そのときだった。

 

「おいお前らどうした~!キャッサバのことを気に病んでるのか?それなら大丈夫だ、俺まだキャッサバ日本で見てないから!心配するだけ損だぞ!元気出せ!」

ジャガイモがタピオカミルクティーを飲みながら話しかけてきた。

 

サトイモ「いやジャガイモさん、、、」

ナガイモ「その手に持ってるやつ、、、」

ジャガイモ「お、これか~?これな、タピオカつってな、今原宿ではやってるらしいんだ。名前もかわいいし黒くて丸くてかわいいだろ~タピオカしか勝たん!!!!」

 

サトイモ「あんま言いたくないんすけど、それ、その黒くて丸いの、原料キャッサバらしいっす」

ジャガイモ「え?」

ナガイモ「そんなんだからキャッサバがデカい態度取るんすよ、、」

ジャガイモ「、、、アイツあんな尖ってんのに丸くなって世の中ウケ狙ってんじゃねえかよ、、、」

サトイモ・ナガイモ「はあ、、、これからどうしよう、、、、」

 

 

続 レベル12(追記:断念)

Lv.10 スターバックス!!!

ひさびさ~!

僕の飽き性の部分が見え隠れ見え見え見えそーれ!ここ!三重!って感じだね

今スタバでアイスコーヒーのトールを飲んでるんだけど、トールというと身長が高いイメージだから、受け取って席について「君、それでも身長高いおつもり?」ってコーヒーに投げかけると「うるせえなあ、身長が低いお前に言われたくねえよ」って両手にエビを抱えた緑のお姉さんが言ってきて小一時間ケンカした

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両手にエビを抱えた緑のお姉さん

スタバとかでカスタムというの?「キャラメルマキアートカフェラテフラッペチーノ、それにチョコレートチップを追加で。あと豆乳に変更やっぱり豆乳取消しで。支払いはこちらで(スタバカードシャキーン)」みたいなやり取りをするスタバ上級者の方とかかっこいいな~とあこがれを持つけど、両手にエビを抱えた緑のお姉さんが「君にはまだ早いよ」というのでそれもそうだと納得した。両手エビ女はもしかしたら僕の投影かもしれない。身長が低いというのも僕の心の中で潜在的に思ってるのだろう。途端に可愛く思えてきた。

 

朝からやる気が出なかったけど文章書いて気分転換になったね〜 これからは三重県にならない程度に更新していきたい

 

Lv.9 断りということは利という理

「価値」の話

 

オンライン授業になってから「〇〇の授業の答え見せて!」といったラインが多く届くようになった。

 

普通に嫌だ。

どのくらい嫌かというと、「何もしないからお財布とスマホ1時間貸して!」と言われたときくらい嫌だ。言われたことないけど。自分でやって、ここが分からないから教えて、なら全然いいんだけどね

 

他人が努力したものをなぜ努力もなしに受け取れると思うんだろう、と思いながら今まで見せてきたのが完全に失敗だった。なんで見せなきゃいけないの?と問えば、きっとこう返ってくる

「友達だから」

そう、友達なんだよ、だから見せたくない

 

去年まで答えを見せてきて、ふと自分が「いい人」から「都合のいい人」になってるんじゃないかという不安に駆られた。本当に関わりがない人とか、自分にとってあまり重要じゃない人に都合がいいと思われるのは全然いい、実際に現在でもラインが届けば二つ返事で見せている。でも、自分が友達だと思っている人に簡単に見せてしまえば、最初はそんなつもりはなくても、段々と都合の良い人間になってしまうのではないかと考えるようになった。だから、自分が友達と思っているほど見せたくない気持ちが強まる。何なら見返りが欲しい。というのも、見返りが目的というわけではなくて、それにより少なくとも都合の良い人間という意識は薄まる気がするから(実際には求めないけど)。

 

そんな友達から「見せて!」とラインが来ると少なからず悲しい気持ちになる。相手にそんなつもりがないのかもしれないけど、そんなつもりに見えてしまう。自分の人間としての価値が下がっているような気がしてしまう。

 

でも、断る理由がない。あるけど、言えない。うーんむずかしい。うまく話をそらそうとしても、相手は答えを教えてもらうことが目的でラインしてきてるので、「で、見せてよ!」と話を戻されてしまう。困った!

 

そこで僕は、作戦を立てた。

「正論で殴っていい?授業見ればいいじゃん」

というメッセージを答えの後に送った(友達なのでこのくらいは言える)

少しは見せるのに抵抗あるよ、という意思表示

こんなのを2週くらい続けて、最後に「もう助けてやらんとこ!」とメッセージを送った

 

そして今日、「答え教えて!」というラインに対して「やだ」と断ることが出来た!その喜びのブログなのです!やった!

友達からしたら、ただ答えを教えたくない人に見えてるだろうけど、あくまで僕自身の価値を守る「自己防衛」なのだと、キミと友達でいたいからなのだと、わかってほしい。無理かな。

ともあれ、今まで頼まれたら断れないような人間だったけど、その殻を少し破れた気がした。

 

「見せて!」って言ってくるような人は友達じゃないよ、と思うかもしれないけど、その点以外で思うところはないし、普通に仲いいし、良い人だし、一緒にいて居心地良くて楽しいし、普通に友達!と念を押しておく。だからこそ嫌なんだよね!少しでも友達と思ってなかったら秒で見せている

 

ちなみに、僕には答えを教えあって、互いに違うところを一緒に考える友達もいる、彼こそ友達!って感じがするし、学びの質も高まる、彼一人いることが救い…

 

Lv.8 耐えろパトス

Lv.7 の続きです 

前回のブログでは教習所の指導員に泣かされかけ、時速150kmで心中を図った話までしました。教習所、まだまだこれだけでは終わりません。

 

どちらかといえば、今回の方が個人的には思い出したくないです。というのも、前回では一方的にジジイにやられたのですが、今回はBBAと喧嘩した話です。

 

 

路上教習も中盤、全体的にみると終盤に。

教習車の助手席で待っていると、女性の指導員が現れた。過去の経験から女性の指導員には優しいイメージを持っていたから、内心ホッとして、早速、指導員が指定の位置まで車を出し、運転交代。

 

色々注意されながら運転するんだけど、その指導員がとにかく、とにかく、”くどい"タイプの人だった。一つのミスに対して同じようなことを何回も言ってくるタイプの人で、最初のうちは「めんどくさい指導員に当たっちゃったな」とか思ってたんだけど、だんだん「もうその話聞いたよ!」と思うようになった。そして一度それに対してムカついてしまったら、運転中それしか考えられなくなった。これに関しては完全に上手に流せなかった僕の落ち度だけど。

 

で、そんな中、「前から歩いてくる歩行者とは何センチ離して走行しなきゃいけないでしょう?」というクイズが出題された。動く、動かない、すれ違う、抜かす、で離さなきゃいけない距離は違くて、そのときそのクイズに間違えてしまった。そしてくどくどとそのミスについて怒られたんだけど、その中でこう言われた。

「〇〇さんって、普段からメモをとらないタイプなんですか?」

こういう質問が一番嫌い。

なんでかっていうと、どちらに転んでも悪い未来しか見えないから。「取ります」と言っても、じゃあなんで取らなかったんですか?と言われるし、「取らないです」と言っても、なんで取らないんですか?と言われる。「これからはメモを取りましょうね」その一言ですべてが解決するのに。僕は、この人の話の流れに身を任せた方がいいと思って「そうですね、あまり取らないです」と言った。すると一言、

「でしょうね。」

と返ってきた。分かるかな、これ言われたときの感情。完全にケンカを売ってるじゃない。超ムカついた!

「大体、メモを取らない人は社会に出たときもなんたらかんたら」

「ウォォォォォォォォォ!!!!!!!」と雄叫びを上げて、(中略)、ドーン!!!!!!!!となりかけた。メロスことロゴス、アザス。

 

こんな嫌な言い方をされて、なんで一方的にムカつかなければならないのか。反抗してやる、という幼稚な発想とともに、すべての返事を「すみません」「はい、すみません」「その通りです」「はい、そうですね、すみません」で構成した。人は全肯定されると張り合いがないし、ましてや怒っているときにその態度をとられると、「コイツ、はやくやり過ごしたいんだな」と思って余計にイライラするものだ。「なにその態度?」「本当にそう思ってるだけです。」お互いフラストレーションが溜まっていった。こればかりは僕が悪い、僕が悪いけどあまり後悔はしていない。そしてその日の教習は最悪の空気で終了した。

 

次の日、路上教習が始まる前に、受付からその日の担当指導員が書かれた紙を受け取って、驚いた。またあの人だった。前回は最悪の空気になってしまったけど、今回も同じようだとお互いストレスにしかならないから、一回なかったことにしようと思って、すべての感情を水に流してリセットした。

時間になって、助手席で指導員を待っている時間が一番苦痛だった。でも向こうも大人だし、改まった態度を取れば、普通の教習(といっても一方的にストレスだが)に戻ると思った。

 

指導員が来た。運転席に乗り込んで開口一番、

「私でごめんなさいね。」

と言われた。「私で」の部分を「こないだは」に変えるだけでハッピーな未来が見えるのに、早々にケンカを売られてしまった。この人とは一生仲良くなれないと、そう思った。煮えたぎる僕のパトス。耐えろ、耐えるんだ。

 

前回ほど口論チックにはならなかったけど、それでもひたすらに重い空気だった。出されるクイズに淡々と答えた。お互いに感情はなかった。まるで、旅先で大喧嘩したあとの帰りの車内で必要最低限の会話をしているカップルのようだった。あるいは、メチャクチャ仲の悪い男女コンビ芸人の楽屋のようだった。正直このたとえにピンとはきていない。

 

 

実は、この次の回も同じ指導員だったんだけど、僕が態度を非常に改めたことと、向こうもあまりくどくどと言わなくなったので、その回はあまり気にならなかった。

 

人に注意するときの方法は、とても大事だと思う。

個人的には、「何でこんなことしたの?」というより、「こんなことするべきじゃなかったし、こうするべきだったよね」と言ってほしい。僕の母も、このように怒るから、言葉が詰まってしまう。

 

今回のイライラ体験は向こうの性格にムカついてしまった僕の負け。植木で泣かされかけたときと違って、元々は向こうに非はないからね...

 

結構つまらないブログになってしまった!!

そして正直ここまで続くと思ってなかった!気分で始めた割に一番続いてるかも!

Lv.7 セリヌンティウスは激怒した。

セリヌンティウスは激怒した。

必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。

 

ちょっと嫌な夢を見て!!気分が!!!落ちてます。毎日楽しい夢を見る人間なので、結構珍しい

 

今日はイライラ体験について書きます

題して、『消化したい!でもできない!流したい!でもできない!ウンチみたいな胸糞体験談ー!!』

タイトルに品性を疑います。

 

僕は、めったにイライラすることはないです

大学生になってから特に。思い返しても出てこない

我ながら、物事を受け流すのがうまいと思う

 

でもね、一個だけありました

1年前、教習所での出来事です。

 

みんな免許はオートマ?それともマニュアル?

僕マニュアル!!!!!!!!!!!!!

 

この会話をするためだけにMT免許を選びました。

この選択はのちに僕の人生を大きく左右することとなるわけないのですが、かな~り後悔してます。

 

お察しの通り、教習生vs指導員 の構図

 

まずAT車なら、エンジンをかけてから、ブレーキを踏んでいないと車が勝手に進む「クリープ現象」なるものがあります。あとはもうマリカー。超簡単。

一方でMT車は、エンジンをかけてから車を発進させるのが難しいんです。

全員例外なくエンストを経験します。慣れるまでにも時間がかかります。

 

3回目くらいの所内教習の時、まだ慣れていなくてエンストの嵐だったんですね。そのときの指導員がおじいちゃんで、中々だるめの人で、エンストをしてしまうたびにストレスが溜まっているのをひしひしと感じていました。指導の口調も荒くなってきます。こっちとしても、勿論エンストをしたくてしてるわけじゃない。でもしちゃうんだよ。

 

ジジイ「はい、1番右折した後、5番左折」

教習所にはすべてのコーナーに数字が割り振られている。

1番を右折した。

ジジイ「どこ見てんの?」

ひたむきな努力をするボク「はい?」

ジジイ「まあいいや。次はちゃんと見て」

 

え...教えてくれんの?どこ見ればよかったん?

という気持ちのまま5番のコーナーに来てしまった。

おそるおそる5番を左折しようとした。

ジジイ「どこ見てんだよ!植木を見ろよ植木を!」

 

見渡せば全部植木だよ。

ひたむきな努力をする僕「いや、どこの植木ですか?」

ジジイ「進行方向の植木に決まってんだろ!左折だから、左折後の突き当りの植木だよ!」

完全に怒らせてしまった。

左折後、指導員に強制的にブレーキを踏まれた。MT車はブレーキを踏んだ時に「クラッチペダル」を踏まないと、車体が縦に激しく揺れて、エンストを起こす。初めてこれを経験した時は、「うわぁ!」と声を上げてしまった。慣れれば指導員に強制ブレーキを踏まれても咄嗟にクラッチを踏むのだが、慣れていないので当然のごとくエンストした。車体が激しく揺れた。

気まずい空気が流れる。

ジジイ「どの植木ってなんだよ。分かるだろ。」

ひたむきな努力をする僕 「......(分からねえよ)」

ジジイ「俺の説明がそんなに下手か?」

ひたむきな努力をする僕「......(下手だろ)」

ジジイ「*=☆€♪1・÷#%*→¥:5→♪$¥」

ひたむきな努力をする僕「クソが( ...... )」

文章だと伝わらないけど、結構怒鳴られた。

僕は親以外に怒られたことがほとんどない。ましてや怒鳴られるなんて。

中学の時にトイレットペーパーで身体をグルグル巻きにして「ミイラ~!w」ってやったときに学年主任に呼び出され、怒られた以来である。

この瞬間、生命の維持装置が働いたのかわからないが、涙袋と呼ばれるネクストバッターズサークルに、涙が溜まってきた。「あ、これこのままだと泣くな」と思った。さすがにそれだけは阻止したい。もしここで泣いたら、「19歳の大学生が、左折時に植木を見る方向で怒鳴られて泣いた」という噂が大学中に広まってしまう。そうなったら僕の大学生活パーだ。とにかく、何か言葉を発したら確実に泣く。ひたすら無言を貫いていた。指導員も少し察したのか、怒るのをやめて「エンジンかけて発進して」と言った。

 

エンストせずに発進できた。僕は涙を抑圧させるのに精一杯で、もう完全に自我を失っていた。

「ウオォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

雄叫びを上げながら、車を加速させていく。

指導員も何が起こったのかわからず、強制ブレーキの存在を忘れていた。

30km/h、50km/h、70km/h、グングン加速していく。

勝利を確信した。

「死ねェェェェェェェェェェェ!!!!!!!」

気づけば時速150kmで、突き当りの壁にドーーーーン!!!!!

 

そうならなかったのは僕に理性があったからである。

神が人間に理性を与えた理由が少し分かった気がする。

セリヌンティウスこと僕が、目の前の暴君ディオニスとともに心中することを阻止してくれた。最後の最後にメロスことロゴスがギリギリのところで救ってくれた。

僕は「いつでもお前を殺せるんだぞ」という思いでエンストした車を発進させようとしたら、エンストした。

この一件以来、僕は2か月もの間、教習所に行くことをやめた(実話)

 

続・レベル8