ピラフの答案

大学生が〜暇な時間に〜つらつら〜つらつら〜

Lv.8 耐えろパトス

Lv.7 の続きです 

前回のブログでは教習所の指導員に泣かされかけ、時速150kmで心中を図った話までしました。教習所、まだまだこれだけでは終わりません。

 

どちらかといえば、今回の方が個人的には思い出したくないです。というのも、前回では一方的にジジイにやられたのですが、今回はBBAと喧嘩した話です。

 

 

路上教習も中盤、全体的にみると終盤に。

教習車の助手席で待っていると、女性の指導員が現れた。過去の経験から女性の指導員には優しいイメージを持っていたから、内心ホッとして、早速、指導員が指定の位置まで車を出し、運転交代。

 

色々注意されながら運転するんだけど、その指導員がとにかく、とにかく、”くどい"タイプの人だった。一つのミスに対して同じようなことを何回も言ってくるタイプの人で、最初のうちは「めんどくさい指導員に当たっちゃったな」とか思ってたんだけど、だんだん「もうその話聞いたよ!」と思うようになった。そして一度それに対してムカついてしまったら、運転中それしか考えられなくなった。これに関しては完全に上手に流せなかった僕の落ち度だけど。

 

で、そんな中、「前から歩いてくる歩行者とは何センチ離して走行しなきゃいけないでしょう?」というクイズが出題された。動く、動かない、すれ違う、抜かす、で離さなきゃいけない距離は違くて、そのときそのクイズに間違えてしまった。そしてくどくどとそのミスについて怒られたんだけど、その中でこう言われた。

「〇〇さんって、普段からメモをとらないタイプなんですか?」

こういう質問が一番嫌い。

なんでかっていうと、どちらに転んでも悪い未来しか見えないから。「取ります」と言っても、じゃあなんで取らなかったんですか?と言われるし、「取らないです」と言っても、なんで取らないんですか?と言われる。「これからはメモを取りましょうね」その一言ですべてが解決するのに。僕は、この人の話の流れに身を任せた方がいいと思って「そうですね、あまり取らないです」と言った。すると一言、

「でしょうね。」

と返ってきた。分かるかな、これ言われたときの感情。完全にケンカを売ってるじゃない。超ムカついた!

「大体、メモを取らない人は社会に出たときもなんたらかんたら」

「ウォォォォォォォォォ!!!!!!!」と雄叫びを上げて、(中略)、ドーン!!!!!!!!となりかけた。メロスことロゴス、アザス。

 

こんな嫌な言い方をされて、なんで一方的にムカつかなければならないのか。反抗してやる、という幼稚な発想とともに、すべての返事を「すみません」「はい、すみません」「その通りです」「はい、そうですね、すみません」で構成した。人は全肯定されると張り合いがないし、ましてや怒っているときにその態度をとられると、「コイツ、はやくやり過ごしたいんだな」と思って余計にイライラするものだ。「なにその態度?」「本当にそう思ってるだけです。」お互いフラストレーションが溜まっていった。こればかりは僕が悪い、僕が悪いけどあまり後悔はしていない。そしてその日の教習は最悪の空気で終了した。

 

次の日、路上教習が始まる前に、受付からその日の担当指導員が書かれた紙を受け取って、驚いた。またあの人だった。前回は最悪の空気になってしまったけど、今回も同じようだとお互いストレスにしかならないから、一回なかったことにしようと思って、すべての感情を水に流してリセットした。

時間になって、助手席で指導員を待っている時間が一番苦痛だった。でも向こうも大人だし、改まった態度を取れば、普通の教習(といっても一方的にストレスだが)に戻ると思った。

 

指導員が来た。運転席に乗り込んで開口一番、

「私でごめんなさいね。」

と言われた。「私で」の部分を「こないだは」に変えるだけでハッピーな未来が見えるのに、早々にケンカを売られてしまった。この人とは一生仲良くなれないと、そう思った。煮えたぎる僕のパトス。耐えろ、耐えるんだ。

 

前回ほど口論チックにはならなかったけど、それでもひたすらに重い空気だった。出されるクイズに淡々と答えた。お互いに感情はなかった。まるで、旅先で大喧嘩したあとの帰りの車内で必要最低限の会話をしているカップルのようだった。あるいは、メチャクチャ仲の悪い男女コンビ芸人の楽屋のようだった。正直このたとえにピンとはきていない。

 

 

実は、この次の回も同じ指導員だったんだけど、僕が態度を非常に改めたことと、向こうもあまりくどくどと言わなくなったので、その回はあまり気にならなかった。

 

人に注意するときの方法は、とても大事だと思う。

個人的には、「何でこんなことしたの?」というより、「こんなことするべきじゃなかったし、こうするべきだったよね」と言ってほしい。僕の母も、このように怒るから、言葉が詰まってしまう。

 

今回のイライラ体験は向こうの性格にムカついてしまった僕の負け。植木で泣かされかけたときと違って、元々は向こうに非はないからね...

 

結構つまらないブログになってしまった!!

そして正直ここまで続くと思ってなかった!気分で始めた割に一番続いてるかも!